台風がスレスレで過ぎ去った日、
数年来の念願であった、桑名へ行ってきました。
名古屋駅からJRに乗り継ごうとすると、
駅ではこんなアナウンスが。
「亀山行きの列車は、これが最初です、
今日、亀山まで行くのは、これが最初の列車となります。」
そうなんです。
この前日の台風で、線路が土砂で不通になっていたのです。
ダイヤは乱れっぱなし。
おそらく終日、時刻表通りの運行には、
ならなかったのではないかしら。
さて。どうにか電車が動いてくれて、
桑名に着きました。
台風一過の快晴です。
駅前のロータリー近くに、大きな交番がありました。
mamekichi先生が送ってくださった地図を片手に、
バス乗り場を探します。
mamekichi先生が,直々に案内してくださるということで、
待ち合わせをしていたのです。
電車が遅れると知った時の、ドキドキったらありません。
mamekichi先生、ごめんなさい!です。
私のせいではないのですけれどね、やっぱり申し訳ないのです。
教えていただいたバス乗り場を探し出すことができず、
当初、自分で調べていたバス停まで歩くことにしました。
バス停に着くと、一分前にバスが出たばかりです。
「歩くか。」
有楽町という信号から、九華公園北門というところまで、
歩くことにしました。
てくてくてく。
どうしてだか分かりませんが、実に、まっすぐな道に思えました。
てくてくてく。
ここが桑名かぁ〜、なんてキョロキョロしながら歩いていると、
道の向こうに大きなお寺さんが見えたように思い、
もしかしたら春日神社?!と、覗きたい誘惑にかられましたが、
中までは入らず。
大通りから少し入ったところで、こんなものを発見。
中日新聞の販売店です。
観光地は違うなぁ〜。
そして、時々mamekichi先生のブログで拝見する、
ゆめはまちゃんを発見。
ゆめはまちゃんに誘われるまま、寺町商店街の入り口でトイレを借り、
待ち合わせの場所である、九華公園へ。
着くと、ベンチに真っ白なTシャツが眩しいmamekichi先生が!
本当に申し訳ありません(汗)。
ただでさえ、電車の遅延で遅れていたのに、
バスを使えず歩くとか、途中、様々な誘惑に負けそうになったり。
にもかかわらず、笑顔で迎えてくださいました(感謝)。
私がポンコツだとご存知のmamekichi先生。
これくらいなら大丈夫だろう、というコースを案内してくださいました。
ここからは、いつも先生のブログで拝見している景色ですので、
写真はあまり撮っていません。
(本当は、思った以上に撮っていなかったのですが。)
まずは九華公園。
是非にも会いたいと思っていた、カワウさんとアオサギさんも、
スタンバイして待っていてくれました。
桑名城の跡を残す公園でもあり、道々で当時の様子を説明していただきました。
やはり、写真で見るのと実際では、違うものですね。
鎮国主国神社へもお参り。
そういえば、先生は一時期、狛犬についてあれこれ考えていらっしゃったなぁ、
などと思いながら。
九華公園をのんびり一周して、遅めの昼食へ。
珈琲館はせ川。
こちらも、先生のブログではお馴染みです。
注文したのは、エビピラフランチ。
具が変わっていて、
レタス・しめじ・パプリカ・もやし・いり卵・開いて切ったエビ・・・
だったかな。
エビはお店で調理されたものだと思います。
見た目は油っこいのかな、と思いきや、
食べてみると油のしつこさがまったくなくて驚き。
それに加えて、しじみの味噌汁とサラダ、食後に珈琲ゼリー。
全てに手が込んでいると思いました。
こういうの、嬉しいですね。
店を出て、東海道を通り、途中、
先生が一人では行けない、というお店に寄って、
お土産を買いました。
安永餅が美味しかった〜

次は箱買いね、と思ったのですが、賞味期限が短いのです(涙)。
だからバラで売ってたのかー。
そしてそして、七里の渡し跡から海を経て名古屋を臨み、
幡龍櫓を見学し、六華苑へ向かいます。
ででん。
六華苑です。
ドラマや映画のロケ地としても使われることがあります。
最近では、NHK「いだてん」で登場しました。
かの有名な、鹿鳴館と同じ方が設計しています。
面白かったです。
庭の植木は日本のモノが多く、灯籠なども置かれているのに、
なぜか洋風な印象を持ったり、
(たぶん、芝生が植えられていたからかと推測。)
サンルームが案外広かったり、洋館なのに押入れがあり、
その中に収納棚が付けられていたり。
そして和館の庭から。
こちら、実はもっと良い写真があったのですが、
他所で使ってしまったので。
いくつかの棟があって、ちょっと迷子になりそうでした。
時刻が夕方になっていて、開放された和室の窓から、
気持ちよい風が入ってきました。
手入れされた庭を眺めながら、畳に足を投げ出して座ってぼーんやり。
ひとりでこれをやる勇気はありませんが(苦笑)、
なかなか贅沢な時間でした。
mamekichi先生のブログで、散々見せ付けられた桑名の地。
こういうのを、聖地めぐりと言うのだろうな、と思います。
うん、贅沢ですよね。
作品とその作者に付き添って頂きながらの聖地めぐりですもの。
勿体無いことです。
帰って、息子に「お昼何食べた?」と聞かれ、
エビピラフと言ったら、桑名に行った感ないじゃん、と呆れられました。
ずっと、桑名市のプロフィールマップをパソコン机に置いてあるのですが、
蛤の写真に誘われます。
今度は是非、蛤を食べに行かなければなりません。