
プライドが邪魔して「うつ」。
休んだり、弱音を吐いたり、助けを求めることを、
極端に嫌う方が、少なからずいます。
私には、嫌うというより、恐れているように見えます。
自分が、または世間が、休んだり弱音を吐いたり、
助けを求める人間はダメな人間だと批判する、という価値観です。
自分はそんなダメな人間とは違う、という思いと、
言動を一致させようとする、立派な人かもしれません。
確かに、休んでばかり、弱音ばかり、助けてと言ってばかりでは、
よく思われないことが多いでしょう。
しかし、ダメと思う、思われるのは、「いつも〜ばかり」という、
その頻度と場面にあるのではないでしょうか。
完璧な人などいません。
ひとつやふたつ、弱いところがあったとしても、
その人のすべてが弱かったり悪いなどと、否定されるべきではありません。
〇〇は良いこと、〇〇は悪いこと、と、
あらゆることを仕分けしておくと、判断に悩むことが少なくなるので、
脳は負担を感じにくいのだそうです。
「良い」「悪い」の他に、「どちらでもない」の引き出しを
新しく作るのは、かなり難しいことです。
「どちらでもない」と「どうでもよい」は、全く違うことなので、注意が必要です。
これまで足りていた(足りていると思っていた)引き出しを、新たに作るというのは、
かなり面倒で大変で、頑張らないとできないことです。
ラベル:プライドが邪魔して「うつ」 白黒思考