過日夜、目の前に黒い影が現れました。
怪談ではありません。
その影は、水面に墨汁を垂らしたような形をしていました。
視線を動かすと、その影も動きます。
とても立体的で逃げられない感じだったので、
幻覚って、こんなふうなのかしらん、と思ったら、
怖くなりました。
試しに片目ずつで見てみました。
右目にだけ、その影は現れます。
時間がたっても消えなかったので、ネットで調べてみました。
検索結果は、「飛蚊症」かもよ?
ということでした。
しかし、所詮素人です。
判断を間違えると、失明もあり得るということだったので、
急いで眼科に駆け込みました。
色々と検査をした結果、心配いらないとのことでした。
徐々に薄くなるということです。
検査で、眼球の中を見せてもらいましたが、
既往症の跡は残っているものなんですね。
約20年前に、網膜剥離から特発性新生血管というのに罹ったのですが
(それも右目)、剥離した後も、それがくっついた跡も、
黄斑変性も見ることができました。
当時よりは視界が明るくなり、
ぼやけたり歪んだりしている部分も小さくなりましたが、
視力検査をすると「わかりません」が多いままです。
幸い?元々万全でない右目だったので、怖さも少なかったように思います。
まだまだ、視力は使いたいですから、大事にしなければ、と思いました。
外山滋比古先生の著書も、まだ読めていませんし。
(敬意をもって、ご冥福をお祈り申し上げます。)