
「空気を読む」には、たくさんの意味や場合などがあるように思えます。
今回は、情緒的な側面から、「空気を読む」について考えたいと思います。
そこで参考になるのがコチラ。↓
<悪意の無い嘘課題>**********************
Aは、誕生日のプレゼントにウサギがもらえると期待していました。
しかし、プレゼントの箱を開けてみると、中には欲しくない絵本が入っていました。
お母さんに
『どう?気にいってくれた?』
と聞かれたAは、
『ありがとう。欲しかったの、この絵本。』
と答えました。
Aは本当の事を言っていますか?
また、それはどうしてですか?」
「発達障害の基礎知識」http://development.kt.fc2.com/mind.html
さまより引用。***************************
これは、発達障害、殊に自閉症傾向を調べるために使われる課題のひとつです。
しかし、発達障害ではなくても、自分が思っていることを正直に言ってしまう方がいます。
そこには、様々な事情があるかと思いますが、ここでは言及しません。
この課題は、相手の気持ちと行動に、どう反応するかをみる課題です。
「やさしい嘘課題」と言われることもあります。
無理をして、相手が喜ぶ嘘ばかりを言う必要はありませんが、
”自分自身の考える善かれ”ではなく、”相手にとっての善かれ”を
考えて行動することが、「空気を読む」力の、ひとつなのかもしれません。
ただ、ずっと価値観や利害が似ているコミュニティに居続けると、
そうでないコミュニティに行った時、それまでの振る舞いが通用しないことがあります。
この相手は、このコミュニティでは、何が喜ばれるか。
それを知るのは、難しいことです。
でも、知らないということを恥ずかしいと思わず、聞いてみるのも良いのではないでしょうか。