
「うつ」は頑張らないと治りません。【2】
自分の限界が分からない「うつ」。
努力したり、ちょっと無理をして頑張ること自体は、
悪いことではありません。
生きていくうちには、頑張らないといけない時というのが、
何度かあります。
けれども、心身が悲鳴を上げているのに、
それに気付かず、または気付かないふりをして、
頑張り続けてしまう人が、少なからずいます。
倒れてしまってから、否応なくその現実を突きつけられて、
疲労とショックの合わせ技で「うつ」になってしまいます。
そこには、「頑張るべき」という価値観が根強くあるかもしれませんし、
頑張って良い成果を挙げたという、成功体験にすがる気持ちが強いのかもしれません。
価値観も経験も、その人を形作る強烈な因子なので、
簡単には引き剥がせません。
それがなくなったら、自分ではなくなってしまう恐怖を感じても、
おかしくないほどです。
そうとう頑張らないと、その恐怖に立ち向かえません。
(実際には、以前ほど頑張らなくなったからといって、
その人がその人でなくなることはありません。)
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