コミュニケーションカテゴリ、対人距離3回目です。
うーん。対人距離、多いですねぇ。
やはり「距離感」というのは、大事なのでしょうか。
よろしければ是非、日常生活でも観察して考えてみてください。
今回は、昭和大学発達障害医療研究所さんの、
「発達障害専門プログラム」より、一部お借りして話していきます。
発達障害の方用に向けて作られたプログラムですが、
そうでない方にも有用に思えます。
さて、皆さんは初対面の方や、あまり親しくない方と話すとき、
どのような内容の話をされるでしょうか。
この内容についても、対人距離が関わってきます。
いきなり「借金があって・・・」「逮捕歴があって・・・」
「深刻な病気で・・・」など、超個人的な話をするでしょうか。
もしされる方がいらっしゃったら、大抵のお相手は、引いています。
カウンセリングや、同じ悩みを持つ方たちのグループワークで、
というなら、問題ありません。
「話したいことを話す、誰に聞かれても構わない。」
と仰る方、思っている方もいるかと思います。
しかし、誰にどんな話をされても受け止める、平気、大丈夫、
という方は、あまりいないのが現実です。
何故でしょう?
いくつかの理由が考えられますが、
プログラムに書かれていることを参考にすると、
”自己開示の返報性”です。
「自己開示」というのは、どれだけ自分の情報を開示するか、
ということです。
あまり深刻で個人的な話をされると、
自分も同じくらい深刻で個人的な話をしなければいけないのかな、
という、言外の強迫に駆られる方が多いということです。
「梅雨の季節は苦手です。」という程度の話なら、
「私も嫌いです。」「私は案外好きなんです。」
と、返しやすいのです。
初対面で困った顔をされることが多いな、
という方は、どのような話をしたか、も
関係あるかもしれません。
posted by おユキさん at 20:50|
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